Windowsの「ごみ箱」は、普通はデスクトップ画面のアイコンをダブルクリックや右クリックメニューで使いますが、アプリの画面の下に隠れているときは操作が面倒です。
そこで、Windowsで常に表示されているタスクバーにごみ箱を表示する方法を紹介します。
なお、タスクバーとは、以下の図のように通常はWindowsの下にある「スタート」のボタンや、アプリ起動のアイコンや、時計が表示されている、左右の領域を言います。

タスクバーにごみ箱を表示する方法
①
Windowsのデスクトップ画面を表示します。

②
デスクトップ画面を右クリックして表示されるメニューから、①「新規作成」を選んでから、②「ショートカット」を選びます。

③
「ショートカット作成」という画面が表示されたら、以下の文字列を①の中にコピー&ペースト(コピペ)して、②「次へ」をクリックします。
%SystemRoot%\explorer.exe shell:RecycleBinFolder

ここは、小難しい解説なので、興味ある人だけ読んでいただいて大丈夫です。
- 「%SystemRoot%」とは「環境変数」と呼ばれるもので、ここではWindowsのインストールフォルダ、具体的には「C:\Windows」を表します。
- 「shell:RecycleBinFolder 」は「特殊フォルダ」と呼ばれるものです。この他に「shell:ControlPanelFolder」などがあり、「%SystemRoot%\explorer.exe shell:RecycleBinFolder」を指定すると、コントロールパネルを開くことができます。
参考資料:Windowsで特定のフォルダを開くコマンドやスキーム
④
「ショートカットの名前を入力してください」と表示されたら、①”ごみ箱”など適当な名前をつけてから、②「完了」をクリックします。

⑤
ここまででデスクトップ上にアイコンが作成されますが、普通のエクスプローラのアイコンと同じで、ごみ箱らしくありません。
そこで、アイコンを変更します。
作成されたアイコンを右クリックして表示されるメニューから、「プロパティ」を選びます。

⑥
以下のようにプロパティが表示されたら、「アイコンの変更…」をクリックします。

⑦
アイコンの変更の画面が表示されたら、以下の文字列を①の中にコピー&ペースト(コピペ)して、②「OK」をクリックします。
C:\WINDOWS\System32\imageres.dll

⑧
アイコンの一覧が変わったら、①ごみ箱のアイコンを選んで、②「OK」をクリックします。

⑨
以下のようにプロパティの画面に戻ったら、「OK」をクリックして閉じます。

⑩
ここまででアイコンが変更されているので、以下の図のようにタスクバーまでアイコンをドラッグ&ドロップします。

⑪
以下の図は、タスクバーにごみ箱のアイコンが登録されたところです。

以下の図は矢印のあたりの拡大図です。

⑫
タスクバー上のごみ箱アイコンでは、次の操作ができます。
- 左クリック:ごみ箱の内容を表示
- 右クリック:
- ごみ箱:左クリックと同じ
- タスクバーからピン留めを外す:登録解除

右クリックの状態
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