Windows 10 Proで内蔵ドライブのBitLockerを設定・解除する方法

Windowsの「ファイル・エクスプローラー」を開きます。

以下の図のように、Cドライブを右クリックして表示されるメニューから、「BitLockerを有効にする」をクリックします。

以下の図のように「回復キーのバックアップ方法を指定してください。」と表示されたら、4項目の中から最低限1つの方法で、回復キーのバックアップを取ります。

そうしないと、この先の操作に進めません。

具体的な操作手順は、このまま【回復キーのバックアップ手順】に進んで下さい。

「回復キーのバックアップ方法を指定してください。」の中から、「Microsoftアカウントに保存する」をクリックします。

以下の図のように「回復キーが保存されました」の表示が出たら、Microsoftアカウントに保存する処理が完了です。

念の為に、回復キーが保存されている様子をMicrosoftの公式サイトで確認してみましょう。

以下のリンクをクリックして、「BitLocker回復キー」の保存画面を表示します。

Microsoftの公式サイトにログインするので、IDやパスワードを聞かれたら、画面の指示に従って入力してください。

https://account.microsoft.com/devices/recoverykey?refd=support.microsoft.com

account.microsoft.com

以下のように「BitLocker回復キー」の一覧が表示されたら、「デバイス名」「キーのアップロード日」「ドライブ」などで、今回保存した回復キーを確認します。

なお、「ドライブ」の文字は次の内容を表します。

• OSV：Cドライブ等のOS起動内蔵ドライブ
  • Oparating System Volumeの略
• FDV：Dドライブ等のデータ保存用内蔵ドライブ
  • Fixed Data Volumeの略
• RDV：USBメモリや外付けHDD等の取り外し可能ドライブ
  • Removable Data Volumeの略

今回はCドライブ、つまりWindowsのOS起動内蔵ドライブを暗号化しているので、「OSV」を目印にして探します。

BitLockerの設定画面に戻って、「次へ」をクリックします。

後半は、【BitLockerを有効化する手順（後半）】へ進んで下さい。

「回復キーのバックアップ方法を指定してください。」の中から、「USBフラッシュドライブに保存する」をクリックします。

以下のようにファイル保存の画面が表示されたら、BitLockerを設定していないUSBメモリを接続してから、「保存」をクリックします。

USBメモリ接続前

USBメモリ接続後

以下の図のように「回復キーが保存されました」の表示が出たら、USBフラッシュドライブに保存する処理が完了です。

続きの処理を行いますので、「次へ」をクリックして【BitLockerを有効化する手順（後半）】へ進んで下さい。

回復キーはテキストファイルで、「メモ帳」などで内容を表示したのが以下の画面です。

「回復キーのバックアップ方法を指定してください。」の中から、「ファイルに保存する」をクリックします。

以下のようにファイル保存の画面が表示されたら、BitLockerで暗号化されてないドライブ、たとえばBitLockerを設定していないUSBメモリ/外付けHDD/NASなどに保存します。

もしも暗号化されたドライブに保存しようとすると、以下のようなエラー画面が表示されます。

以下の図のように「回復キーが保存されました」の表示が出たら、ファイルに保存する処理が完了です。

続きの処理を行いますので、「次へ」をクリックして【BitLockerを有効化する手順（後半）】へ進んで下さい。

回復キーはテキストファイルで、「メモ帳」などで内容を表示したのが以下の画面です。

「回復キーのバックアップ方法を指定してください。」の中から、「回復キーを印刷する」をクリックします。

以下のように印刷の画面が表示されたら、プリンターに印刷したり、PDFに出力します。

以下の図のように「回復キーが印刷されました」の表示が出たら、印刷の処理が完了です。

続きの処理を行いますので、「次へ」をクリックして【BitLockerを有効化する手順（後半）】へ進んで下さい。

印刷した回復キーは、以下のような内容です。

以下の図はPDFで保存したものを表示しています。

以下のように「ドライブを暗号化する範囲の選択」が表示されたら、お好みで選んでよいのですが、よくわからなければ①で上段の「使用済みの領域のみ暗号化する（新しいPCおよびドライブの場合にはより高速で最適）」を選択してから、②で「次へ」をクリックします。

以下のように「使用する暗号化モードを選ぶ」が表示されたら、ここは①で上段の「新しい暗号化モード（このデバイスの固定ドライブに最適）」を選択してから、②で「次へ」をクリックします。

以下のように「このドライブを暗号化する準備ができましたか？」が表示されたら、「続行」をクリックします。

しばらくして以下のように「コンピューターを再起動する必要があります」と表示されたら、「今すぐ再起動する」をクリックします。

PCが再起動できたら、「ファイル・エクスプローラー」を開いて、Cドライブのアイコンを見てみてください。

以下の図のように、BitLockerが有効になっていると、カギ型のアイコンがHDDに付いています。

「BitLockerの有効化」の手順は、以上で完了です。

Windowsの「ファイル・エクスプローラー」を開きます。

以下の図のように、Cドライブを右クリックして表示されるメニューから、「BitLockerの管理」をクリックします。

以下のように「BitLockerドライブ暗号化」の画面が表示されたら、「BitLockerを無効にする」をクリックします。

以下のように確認画面が表示されたら、「BitLockerを無効にする」をクリックします。

BitLocker解除の処理が始まると、画面右下に「暗号化の解除を実行中です」と表示されます。

処理中でもPCは使えますが、電源を切らないようにしてください。

処理が完了すると、以下のように「C : BitLockerが無効です」の表示に変わります。

「BitLockerを解除」の手順は、以上で完了です。