Windowsで「かな入力」と「ローマ字入力」を切り替える方法を紹介します。
方法はいくつかあるので、それぞれのメリット・デメリットも紹介しつつ、設定方法は図解入りでわかりやすく説明します。
当ページはWindows 11 Homeの画面を使って説明をしています。
Windows 10でも画面のデザインが多少違いますが、同様に操作可能なことを確認しています。
「かな入力」と「ローマ字入力」とは?
パソコンのキーボードのキーに書かれた文字を見ると、1つのキーでも複数の文字が書かれています。
例えば、以下の矢印が指し示したキーを見ると、Aとちという2種類の文字が書かれています。
矢印が指し示したキーを打った時に、Aと入力されるのが「ローマ字入力」で、ちと入力されるのが「かな入力」となります。
入力モード | キーの文字の位置 | 具体例 |
---|---|---|
ローマ字入力 | 真ん中 | A |
かな入力 | 右下 | ち |
パソコンを買った時には、標準は「ローマ字入力」となっています。
新しくパソコンを買ったときや、共用パソコンや他人のパソコンを借りたときに、「かな入力」に変更したい時には、設定を変更する必要があります。
「かな入力」と「ローマ字入力」のメリット・デメリット
「かな入力」と「ローマ字入力」のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット | |
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かな入力 |
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ローマ字入力 |
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これからキーボード入力を覚える人は、標準方式である「ローマ字入力」をオススメします。
「かな入力」は、1980年代など昔のパソコンやワープロの標準方式だったので、昔からパソコンを使っているユーザに多いよ。
「かな入力」と「ローマ字入力」の切り替え方法
いくつかの方法があるので、それぞれメリット・デメリットを挙げます。
タイトルをクリックすると、それぞれの方法の説明にジャンプできます。
メリット | デメリット | |
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① タスクバーのアイコン |
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② IMEツールバー |
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③ アプリ「設定」 |
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④ キーボードショートカット |
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複数名や個人で「かな入力モード」固定で使う場合は、③をオススメします。
理由は、モード切り替えが面倒ということは、逆に言えば間違ってモード切り替えしてしまうリスクが低いからです。
複数名で1つのパソコンを使う場合は、現在のモードが一目でわかる②をオススメします。
パソコンを一人で使う場合は、①②④をオススメします。
① タスクバーのアイコンから切り替える方法
▶︎ Windowsのタスクバーに表示された、あまたはAのアイコンを右クリックします。
▶︎ 表示されたメニュー項目から、「かな入力(オフ)」となっている部分を選択します。
これで、「かな入力」のモードに切り替わります。
▶︎ メニュー項目にチェックが入っていて「かな入力(オン)」となっている部分を選択すると、「ローマ字入力」のモードに切り替わります。
② IMEツールバーで切り替える方法
この方法では、前提条件としてIMEツールバーが常に表示されている必要があります。
よって、まずはその設定方法から説明して、その後にモード切り替えの方法を説明します。
▶︎ Windowsのタスクバーに表示された、あまたはAのアイコンを右クリックします。
▶︎ 表示されたメニュー項目から、「IMEツールバー(オフ)」となっている部分を選択します。
これで、IMEツールバーが常に表示された状態になります。
▶︎ IMEツールバーから、「かな オフ」と書かれた部分をクリックします。
これで、「かな入力」のモードに切り替わります。
▶︎ 表示された項目から、「かな入力」と書かれた部分をクリックします。
これで、「かな入力」のモードに切り替わります。
▶︎ 「かな入力」を「ローマ字入力」に変更するには、ここまでの説明と同様にして「ローマ字入力」をクリックします。
▶︎ IMEツールバーを非表示にするには、タスクバーに表示された、あまたはAのアイコンを右クリックして、「IMEツールバー(オン)」となっている部分を選択します。
これで、IMEツールバーが非表示になります。
IMEツールバーが邪魔な時は、IMEツールバー上の設定アイコンから「カスタマイズ」で表示する項目を減らすことができるよ。
以下、その手順。
▶︎ 設定アイコンをクリック
▶︎ 「カスタマイズ」から表示したい項目だけ残す
▶︎ 「入力モード」だけ表示させた状態
③ アプリ「設定」で切り替える方法
▶︎ Windowsのタスクバーに表示された、あまたはAのアイコンを右クリックします。
▶︎ 表示されたメニュー項目から、「設定」となっている部分を選択します。
これで、アプリ「設定」が起動します。
▶︎ アプリ「設定」が起動したら、「Microsoft IME」の設定画面が開いているので、項目「全般」をクリックします。
▶︎ 項目「ハードウエアキーボードでかな入力を使う」のスイッチが「オフ」になっていると思うので、クリックして「オン」にします。
これで、「かな入力」のモードに切り替わります。
▶︎ 「かな入力」を「ローマ字入力」に変更するには、ここまでの説明と同様にして「ハードウエアキーボードでかな入力を使う」のスイッチをクリックして「オフ」にします。
④ キーボードショートカットで切り替える方法
この方法では、前提条件としてキーボードショートカットが有効化されている必要があります。
よって、まずはその設定方法から説明して、その後にモード切り替えの方法を説明します。
▶︎ Windowsのタスクバーに表示された、あまたはAのアイコンを右クリックします。
▶︎ 表示されたメニュー項目から、「設定」となっている部分を選択します。
これで、アプリ「設定」が起動します。
▶︎ アプリ「設定」が起動したら、「Microsoft IME」の設定画面が開いているので、項目「全般」をクリックします。
▶︎ 項目「かな入力/ローマ字入力をAlt + カタカナひらがなローマ字キーで切り替える」のスイッチが「オフ」になっていると思うので、クリックして「オン」にします。
これで、キーボードショートカットが有効化されました。
▶︎ キーボードショートカットで「かな入力」と「ローマ字入力」のモード切り替えをするには、キーボードでAlt + カタカナ ひらがな ローマ字を押します。
わずかにAltを先に押して、押したまま カタカナ ひらがな ローマ字を押すのがコツです。
まとめ
以上、Windowsで「かな入力」と「ローマ字入力」を切り替える方法を紹介しました。
当サイトでは、Windowsのキーボードに関する話題について他にも記事を載せていますので、以下からご覧ください。
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